ーかぶらない猫の話ー vol.5 年中冷えに悩まされている私の独り言

04 Nov,2022 #かぶらない猫の話




気づいたら冷えに悩まされる人生でした。

冷えを気にしないで生活していたのはいつまでだろう、とにかく生理痛をはじめホルモンバランスのあれこれに冷えが悪影響を及ぼし、さまざまな症状が勃発することを高校生のときには認識していたと思います。



それなりに対策もしてまいりました。お腹を出さないファッションは当たり前(出すようなお腹も持ち合わせていませんが)だし、腹巻き、レッグウォーマー、カイロ常備は当たり前。夏でも飲み物はホットを選択。カルシウムが生理痛にいいとかいう雑誌の記事を読んでカルシウム入りウエハース食べたりもしておりました。あれ何だったんだろう。半身浴や冷えとり(指定の靴下を重ねばきする健康法)、白湯を飲むことなどにもかなり真面目に取り組みました。

しかし対策虚しく、冷えとさよならできてはおりません。それどころか冷えへの感度がどんどん上がっていっている実感すらあります。今思えば、30代まではまだ、ホルモンバランスのことだけ気にしてればよかったというか、なんだかんだ寒い季節といえば冬でした。コート着る?暖房つける?あたりからが寒くて冷えるよね的な。ですが今は、9月で寒さを感じ始めてしまう。ちょっと涼しくなりはじめたときがいちばん冷える。むしろ身体が寒さに慣れるまでが勝負という感じでございます。



冷えがもたらす害は本当にさまざまで、私の場合はお腹、腰回り、胃の痛み、全身のむくみ。肋間神経痛みたいなのも出ますし、下半身が氷のようになることもあります。当然顔色も悪くなり、スキンケアの効き目だって半減してしまう。共通しているのは巡りの悪さです。コロナ禍により確立されたモニタの前から動かないワークスタイルも、巡りの停滞状態を後押ししております。

巡りが悪いとさまざまな病気も懸念されるし、身体全体が老朽化していく。バスタブに浸かること、腹巻き、レッグウォーマー、足湯、カイロなどももちろん引き続き駆使しつつではあるのですが、私が確実にやらねばならないものがひとつあります。

それすなわち運動であります。それも継続的な運動です。内側からサーキュレーションを促していかないといつか何かがこと切れてしまう。外から温めるだけではだめなんです。筋肉と同じで、動かして、巡らせていかなければ。

小学生のときから「運動神経を母親のお腹に置いてきた」と言われ続けてきた私。アウトドアなレジャーに一切興味を示さずに生きてきた私。こと、身体を動かすという話になると目の前にエベレストよりも高い山が立ちはだかり、思わず現実逃避でK-POPアイドルの映像を再生してしまう。

わかっているんです。最近思うようにぐっすり眠れないのも、運動不足のせいであると。だって日常的に使う比率、頭9割、身体1割って感じですもん。もっとひどいかもしれません。身体が疲れていればよく眠れるのだろうなと、キックボクシングの日の夜、すみやかに入眠している7歳の息子を見て感じております。わかっているんです。あとはやるだけだと。でもそこには紀元前/紀元後くらいの深い境界線があるんです。なぜだろう、アイドルの映像の再生ボタンを押すのはこんなに簡単なのに、なぜ。



すみません、本当は冷えや乾燥対策みたいな秋の美容の話にしたかったのですが、冷えについての恨み節みたいな文章になってしまいました。運動オンチで豆腐メンタルの私におすすめの運動がありましたら、ぜひ教えてください。ご連絡お待ちしています。

TEXT : AYANA